I-W.chimneyのマイナーチェンジ 2

試作を繰り返し、時間が掛かりましたが完成です。(1はこちら)

名称は i-Light としました。旧製品はダブルチムニーを主張しましたが、新作はi = ダブルチムニーとして旧作より”軽い”を強調しました。

基本的な考えを継承しているので、見た目の変化が少なく写真では肉抜き穴程度の変化しか分からないと思います。しかし、旧製品を所有しておられる方には、細部の変化が見て取れると思います。

ストーブはトランギアタイプ全般、エバニュー チタンストーブやRSRストーブ等外径Φ55mmのストーブもセット出来ます。尚、アルミ缶を利用したストーブにはストッパーが機能しません。ズレ落ちの危険が有りますので、使用は控えて下さい。

利用可能なクッカーはΦ95mm(110ガス缶が入るクッカー)に最適化、最大Φ120mmまで利用可能です。

風防は、反発力を最適化し、セットを容易にまたインナーチムニーは外れにくい様な工夫を加えています。

最終仕様は下記の様になりました。

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i_w.chimneyのマイナーチェンジ 1

長らくSOLD OUT状態だったi-w.chimneyの見直しを進める事にしました。

見直しのポイントはシンプル化と軽量化です。

システムとしてのシンプル化は迷いました。旧作はリングとプレートの使用で、アルコールストーブと固形燃料の使い分けが出来る様に多様化に拘りました。しかし、セットとしてのパーツ点数は煩雑になり、組み立ても面倒でした。持ち運びの際の重量や収納も嵩張ります。イージーユースからは本末転倒では無いのかと言う疑問を持っていたのです。

シンプル=軽量化という一面も有り、組み立ても一手間減らせます。今回はこの方向でスタートする事に決めました。

最初に考える事は、付属パーツのリングとプレートの廃止です。その際の問題は、固形燃料対応と強度(回転方向の揺れ)の2点です。

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ot-V.titan-特別編

ヒートエクスチェンジャー付きのクッカー です。容量750ml程度のクッカー で、私には使い勝手が良さそうなサイズです。

Y-llで使用してみると効果は確かに有って、室内では1分弱程度早く沸騰します。しかし疑問が一つ、このタイプは五徳の上にエクスチェンジャー部分を乗せる事になるので、ストーブからクッカー底までの距離が離れてしまいます。この離れた距離が適正なのか?と疑問があり、一度検証してみたいと思っていました。

用意したクッカーはSTERMO、ストーブはエバニューのチタンです。

検証と言うより興味の実験ですね。

燃焼中の写真は有りませんが、写真の様なヒートエクスチェンジャー付きのクッカーの使用は大変危険です、不完全燃焼します。

本燃焼が始まり暫くすると不完全燃焼のためと思われる刺激臭が発生し、目と鼻を刺激して来ます。先程部屋に居た猫さんが小走りに部屋を出て行ったのは、これが原因だったんですね。

慌てて窓を全開にしました。目がチカチカしてます、刺激臭も有ります。

上記の事例は使用したクッカーとの相性が悪かったのかもしれませんが、換気には十分以上に気を付けて下さい。

良い子も悪い子も、私の様な変な子も、換気をせずに真似をしてはいけません。テントの中なら恐らく・・・

ot- V.titan-3

その後も燃焼とデザインの検証を繰り返し、そして、市販化へ。

名称は「 ot-V.titan 」に決めました、otの系譜です。

最後まで迷ったのは素材です、ステンレスか。思い切ってチタンにするのか。

取り敢えず見て下さい。(写真は試作モデルです。)

左がトランギア+ステンレスモデル。右はエバニュー+チタンモデル。

火力調整蓋の無いエバニューチタンアルコールストーブで使用する事を前提に進めて来ましたので、素材も同じチタンに決めました。使用する度に変化するチタンブルーを楽しめます。

収納性は?

最終モデルです。エバニュー400FDの蓋の上に置いています。

分かり難いですが、右上はエバニュー220デミタスカップに入れた様子です。

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ot-Xのモデルチェンジ-2。

ホワイトモデルの検討が終わり、試作に進みました。

この五徳の不安要素は、五徳がヒートエクスチェンジャーとなって「異常燃焼を引き起こす事にならないか?」と言う一点です。

不安を抱えつつ、トランギアのアルコールストーブで燃焼実験を・・・

試作モデル

意外な事に、普通に燃焼してくれました。

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ot-Xのモデルチェンジ 1。

次期ot-Xを考える。

もっとシンプルに、そしてチャレンジングな五徳を作りたい。

シンプルならストーブの上に載せる十字五徳一択。

初めて手に入れた五徳です。ストーブの上に乗せるタイプの初期の製品だと思います。これを見つけた時は、「これだ!」と迷わず購入したのを覚えています。今思えば、これが五徳に興味を持った原点かも知れません。

Trail Hutにも同様な五徳が有りました、ot-Xです。発売から3年が過ぎ終了したままになっています。約1年程前からモデルチェンジを考え始めて、新しい考え方のオントップ(ot-)が出来ないかと思慮していました。

今までのオントップ五徳は、金属板を十字に組んだ物ばかりです。単純に言えば、フラットな板を十字に組み合わせれば完成します。

先ず、上の写真をよく観察すると使用時の安定性はストーブの底面に依存しています。五徳が大きくても大型のクッカーには適さ無いと気づきました。五徳のサイズは”小さめなサイズを検討する”としてスタートすることにしました。

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Y-ll再販のお知らせ。

前回は瞬殺されてしまい、ご迷惑をお掛け致しました。

今回は前回より数量を揃えておりますが、手作り故数量には限りがあります事をご了承ください。

3月12日 / 土曜日 / 13:00 より、販売開始致します。

ご検討、宜しくお願い致します。