鍋掴み(ポットリフター)1

最近、ハンドルレスのクッカーが増えました。ハンドルは一つのクッカーに二つ。クッカーを二つ持って行けば四つのハンドルになります。クッカーを幾つ持って行っても、一つのハンドルで済めば楽だよね。っと言う単純な発想です。

最初の自作ハンドルの進化の過程です。(2018/10から12月の撮影です。)

最初にMYOGしたハンドルです。EPIのアルミクッカー用に作りました。このクッカーはアルミ製で軽量に出来ているのに、ハンドルはステンレス製で重く(実測22.4g)アルミの軽さを殺してしまっています。コスパの良い使える製品なのに勿体無いと思ったのです。

写真3のハンドルは実測6.3gです。最低限の機能が果たせれば良いという考えです。しかし、実用面では、付けっ放しでも蓋に干渉しない利点があります。しかし、ハンドルのブラケットは各機種様々で他のクッカーと使い回しが出来ません。汎用性に欠けています。

その後幾つか汎用性を持たせたハンドルのスケッチ作りましたが、この頃はハンドルレスのクッカー自体の数が少なく、チタンハンドルと比較しても優位性は少なく、意欲も薄れて行きました。

ところが、昨年頃からクッカーのハンドルレス化の流れを感じて、凡庸性のある鍋掴みを再考してみようかという気持ちが出て来ました。

キッカケはこれです。

トランギアのシンンプルさとMSRの構造。

MSRは、見た目と構造で衝動買いしてしまいました。トランギアは、シンプルさに惹かれました。黒いのは、ガッチリ掴めますが重く嵩張ります。

最近のハンドルレスクッカーは、耐熱シリコンリングの利用が提案されているようです。耐熱仕様のシリコンリングは未経験ですが、シリコンリングはカルデラコーンの最初の火入で焼き切れた経験が有り、何とか湯沸かししても掴むと結構熱いし、選択肢の優先順位は低いんです。カーボンフェルトは指に着く微細な繊維が気になりますし、掴むと同様に結構熱いです。また、汎用性も限られます。

そこで、小さな鍋掴みを再考しようという思いに至りました。

原点はMYOGハンドルです。思いつきから進めていたスケッチやラフ図面の再考から始めます。ある程度納得のいくスケッチが数案出来上がりました。

改めて最近の鍋つかみ事情を調べてみると、小型の物って結構有るんですね。エバニューは知ってましたが、SOTOやガレージメーカー様や海外にも刺激的な鍋掴みを製品化されています。

特にSuluk46の製品は考えていた物に近く、先を越された思いもあります。でも、どこまで出来るのかやってみないと分からない。興味が湧いて来たので止まれません。

コンパクトで凡庸性のあるハンドルにチャレンジしたいと思います。

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