i_w.chimneyのマイナーチェンジ 1

長らくSOLD OUT状態だったi-w.chimneyの見直しを進める事にしました。

見直しのポイントはシンプル化と軽量化です。

システムとしてのシンプル化は迷いました。旧作はリングとプレートの使用で、アルコールストーブと固形燃料の使い分けが出来る様に多様化に拘りました。しかし、セットとしてのパーツ点数は煩雑になり、組み立ても面倒でした。持ち運びの際の重量や収納も嵩張ります。イージーユースからは本末転倒では無いのかと言う疑問を持っていたのです。

シンプル=軽量化という一面も有り、組み立ても一手間減らせます。今回はこの方向でスタートする事に決めました。

最初に考える事は、付属パーツのリングとプレートの廃止です。その際の問題は、固形燃料対応と強度(回転方向の揺れ)の2点です。

固形燃料は諦めました。この結論を出すのに時間が掛かりました。固形燃料サイズが多様な為に、その其々の最適位置(高さ)を提供出来無いという問題が有ります。すでに、問題解決策としてY-miniを提供させて頂いている事も有り、固形燃料を大型のシステムに組み込む事も不適切だという考えに至りました。固形燃料には小型軽量のシステムが最適と思います。

強度は素材の厚みの見直しで解決できます。カタチは旧作を継承し、旧作には設けなかった肉抜き穴を設けて軽量化に対応します。素材の厚みの重量増(想像する以上の影響が出ます。)をどの程度カバー出来るのか、出来ない可能性も有ります。

設計作業に入り、作図・試作を進めます。

強度は、素材の厚みを旧作の1.0mmからY-llと同じ1.2mmとして対応しました。旧作はリングで脚を連結し、負荷を3脚に分散して対応していましたが、そのリングを廃止した為の対策です。

意外に難しかったのは軽量化のパターンです。全体のプロポーションと当初考えていたパターン配置がシックリとしません。最終的にトラス構造のパターンに落ち着きましたが、パターンと寸法との調整には苦労しました。

試作1を経て試作2が出来ました。

機能的には問題はありませんでした、パターンも粗完了です。

検討はまだ続きますが、次回には完成の予定です。

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